建通新聞社(中部)
2012/03/23
【岐阜】恵那市 第2庁舎移転改築 既存解体を先行
恵那市は、市役所本庁舎西側に建設を計画している「新第2庁舎」のスケジュールを変更し、既存第2庁舎の解体を先行させる。当初は2012年12月議会承認案件として計画していた新庁舎建設着手を13年度に先送りする。新庁舎の設計委託も早くて5月下旬になる見込みだ。
同事業は本庁舎(長島町正家1ノ1ノ1)西側の来庁者専用駐車場(敷地面積約1500平方b)に第2庁舎を移転するもの。解体先行の計画変更は、既存第2庁舎の老朽化や耐震強度不足を重く見たための措置。
新たな計画では、まず既存施設機能を会議棟と共同福祉会館に移し、7月ごろから解体に取り掛かる。合わせて12年度は新第2庁舎の基本・実施設計を行う。新庁舎の着工は13年度になる見込みだが、発注時期は未定。
また、保健センター機能を新庁舎に含めるかについての検討では、含まない方向で計画を進めることとなった。
新第2庁舎の規模は建築面積を約800平方bと想定した場合、3〜4階建てで延べ床面積2400〜3200平方b程度。解体される既存第2庁舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ980平方b。
予算書ベースでの移転先の改修費用と既存庁舎の解体工事費は3600万円、新庁舎の設計費は3600万円(11年度予算を3月議会で繰越明許措置)。