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建通新聞社(中部)
2012/03/22

【愛知】常滑市 新市民病院基本設計 日建を候補者に

 常滑市は16日、資質評価型簡易提案(QBS)方式で選定を進めていた新常滑市民病院の基本設計者について、日建設計名古屋オフィス(名古屋市中区)を第1契約候補者に選定した。基本設計の予定工期は180日で、9月中の完了を予定。実施設計を同年10月から13年9月に実施し、13年10月からの工事着手を目指している。
 最終審査には、野崎庸之設計チーム(日建設計)、柳雅夫設計チーム(久米設計)、佐藤利也設計チーム(山下設計)の3者が参加。プレゼンテーション、ヒアリング審査を経て、野崎チームを最優秀者に、柳チームを優秀者に選定した。今後、3月中をめどに契約締結交渉を進める。
 新病院の基本的な計画条件は、病床数が260床程度(一般病床193床、亜急性期病床20床、回復期病床40床、HCU病床5床、特定感染症病床2床)。
 中部国際空港の直近病院として、新感染症などに備える特定感染症指定医療機関とするとともに、50床程度を半田市民病院との連携病床としている。
 延べ床面積は、病床数などから1万9500平方b程度を想定。免震構造の採用を前提条件とした。駐車場は平面または立体で700台程度を収容する。
 概算工事費は病院本体と外構、解体工事、設計監理費などを合わせ約55億円と試算している。