いなべ市は、ごみ処理施設「あじさいクリーンセンター」の大規模改修を計画しており、2012年度当初予算案に工事費6億5933万円を計上した。
同クリーンセンターは耐用年数を経過し、近年老朽化や処理能力が低下が進んでいる。このため、国の循環型社会形成推進交付金などを活用し、事業総額16億円規模の大規模な改修を行う。
11年度には、施設延命化事業計画の策定や施設機能精密検査などを終えており、これを基に12年度から整備に着手する。
整備は、12年、13年度の2カ年度で2基の炉を1基づつ改修するほか、操作機能の電子化や機能効率向上、環境負荷の低減に考慮した新設備に改修する。
既設設備は、1993年に新設されたバッチ式で、家庭、事業所の一般廃棄物処理を行っている。焼却炉の能力は、2基で日量最大40d(20d×2)。
施設延命化事業計画の策定は、エスエヌ環境テクノロジー(大阪市)が担当した。
所在地は、いなべ市北勢町京ヶ野新田5ノ12。