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建通新聞社
2012/03/07

【大阪】 府都市整備 道路維持管理戦略 国道423号榎坂高架橋などを優先的に

 大阪府都市整備部は、大阪府都市整備中期計画(案)における維持管理戦略で、国道423号榎坂高架橋の橋梁補修などを優先的に実施していく方針を示した。
 中期計画案のアクションプラン「道路編」に盛り込んだ。2011年度から13年度の主な事業に位置付けられる。
 「予防保全対策の強化」で、橋梁補修は重要度が高く健全度の低い橋梁から長寿命化対策を実施するとしており、主な事業箇所として。榎坂高架橋と大阪中央環状線の新鳥飼大橋を挙げる。榎坂高架橋は国道423号をまたぐ。延長1,594m、幅員8.5mで、PC桁とメタル桁の連続高架橋。
 舗装補修は、交通量などの社会的影響度に応じてサービスレベルを設定し、実際のレベルとの乖離(かいり)値が大きい路線(区間)から優先的に実施。最も優先度の高いグループAには、大阪中央環状線、国道423号、大阪臨海線など。グループBには国道170号、八尾茨木線など。グループCには国道310号(山間部)などを位置付ける。
 「防災施設の確実な機能確保」では、道路法面防災を国道423号、大阪生駒線、国道371号、泉佐野打田線、茨木亀岡線、国道168号、国道480号などで実施。
 橋梁耐震は東南海・南海地震を見据え、南部防災拠点など湾岸部へのアクセ
スを強化。大阪外環状線(国道170号)、泉佐野岩出線などを優先的に実施。大阪モノレール全線の耐震化を概成する。広域緊急交通路の耐震化は、大阪臨海線の新津田川橋、国道170号の野中跨道橋、国道173号の下田大橋などを実施。
 設備関係は、地下道の排水ポンプ設備など故障時にリスクの高い設備を優先。排水ポンプは石切大阪線の徳庵地下道、泉佐野岩出線の岡中地下道など。トンネル設備は国道170号の天野山トンネル。共同溝施設は京都守口線の大日共同溝、国道481号の泉佐野共同溝などを実施する方針だ。