建通新聞社
2012/03/05
【大阪】大阪広域水道企業団 3カ年アクションプラン 耐震化を優先 八尾ポンプ場など開始
大阪広域水道企業団は、2012年度から14年度までの3カ年アクションプランをまとめた。将来構想を実現するための直近の計画。東日本大震災の被害状況を踏まえ、主要な浄水池と水管橋の耐震化を、他の老朽化対策などに優先して整備を早める。八尾ポンプ場の耐震化など新たな事業を開始する予定だ。
主な建設関係事業は次の通り(K12年度L13年度M14年度)。
◆既設構造物の耐震化
【用水供給事業】
▽ポンプ場・浄水池の耐震化=K万博浄水池、泉北浄水池設計M千里浄水池1池完成
▽水管橋の耐震化=K3橋L5橋M2橋
▽送水管路の更新=更新計画検討・策定
【工業用水道事業】
▽八尾ポンプ場の耐震化=K2池L1池Mポンプ井完成
▽水管橋の耐震化=K0橋L2橋M1橋
▽配水管路の更新=K0.4kmL1kmM1.8km
◆災害に対する安全性の強化
【用水供給事業】
▽バイパス送水管の整備(藤井寺ポンプ場〜松原ポンプ場〜泉北浄水池 総延長約20km)=K2kmL2kmM3km
▽系統連絡送水管の整備(庭窪浄水場〜諸口・口径1,200mm、上小阪〜枚岡ポンプ場・口径1,000mm 総延長約10km)=K1.5kmL1kmM0.5km、全体完成
▽非常用自家発電設備の整備(庭窪浄水場)=K設計L着工M完成
【工業用水道事業】
▽バイパス配水管の整備(大泉〜築港新町・口径1,350〜1,000mm、高石〜忠岡・口径900〜800mm 総延長約16km)=K1kmL1kmM1km、全体完成
▽ループ管・バイパス管の整備(全体15カ所)=K1カ所L0カ所M2カ所
▽非常用自家発電設備の整備=K設計L着工M完成
◆水道施設のセキュリティ−対策の強化
▽監視システムの強化=K村野浄水場、一津屋取水場、三島浄水場、万博浄水施設L磯島取水場、事業所送水施設M庭窪浄水場
▽外周塀の更新=K一津屋取水場、四條畷ポンプ場L磯島取水場、小野原ポンプ場M庭窪浄水場、郡家ポンプ場
◆未利用エネルギー・新エネルギーの利用拡大
▽小水力発電設備の導入=検討結果に基づき可能なものから実施