北海道建設新聞社
2012/03/02
【北海道】札幌市が道路パトロールを直営から民間委託へ−12年度は2区で
札幌市建設局は、各区土木センター直営の道路パトロール業務を2012年度から順次委託化する。初年度は中央区と東区で先行。今後、実施区を拡大していく方針だ。
業務効率化に向けた見直しの一環。陥没などの道路状況把握や、事故車の放置状況、掘削承認、広告物や占用物など禁止行為の確認、大雨時の冠水チェックなどを目的としている。
幅員20m以上の幹線道路を週1回、幅員12―20mの準幹線道路を2週間に1回、幅員12m以下の生活道路を月1回巡回する。
12年度に委託する中央区は管理延長が381`、東区は731`。業務は4月1日から開始する予定で、予算は債務負担行為で4200万円を設定する。
道路パトロールは、同局が実施している夏冬一体化の道路維持除雪に組み込み、一本化して契約する。
ただ、夏冬一体化は10月から9月の1年契約のため、ことし4―9月分については、該当区の道路維持除雪を担当している共同体と別途契約することを検討している。