建通新聞社(東京)
2012/03/01
【東京】 志茂田小中の改築 合築も視野に基本構想
大田区は、老朽化した小中学校の改築計画で、2012年度に志茂田中学校と志茂田小学校の基本構想・基本計画を策定する。両校が隣接する立地条件を生かした合築も検討材料の一つとして、保護者や近隣住民らの意見を踏まえて施設の配置計画などをまとめる。5月をめどに入札で委託先を選定。13〜14年度に基本・実施設計を行い、15年度から3カ年で施工する方針だ。
志茂田中(西六郷1ノ4ノ10)は、敷地面積1万3986平方b。現況は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ5237平方bの校舎棟、1038平方bの体育館、137平方bの給食室などで構成する。
志茂田小(西六郷1ノ4ノ2)は、敷地面積1万0727平方b。既存施設は、同3階建て延べ5007平方bの校舎棟、535平方bの体育館、182平方bの給食室など。
基本構想の策定にあたっては、各学校ごとにPTAや地元町内会を交えて組織する地域教育連絡協議会と整備の方向性について協議し、12年度末までに敷地内のゾーニングなどをまとめる。
区は、敷地の有効活用や費用対効果の観点から、施設の合築を検討材料として提案する意向だ。ただし、小中一貫校としての運用は想定していない。
13年度に基本設計の委託先を選定し、引き続き14年度に実施設計を委託。15〜17年度の3カ年で施工するスケジュールを想定している。