建通新聞社(中部)
2012/02/29
【三重】四日市市 久留倍官衙遺跡整備に1.5億
四日市市は、2012年度から国指定史跡「久留倍官衙(くるべかんが)遺跡」の保存整備に向け、造成などの基盤整備や設計に着手する。当初予算案には1億5079万円を計上した。
同事業は、大矢知町字久留倍2267ノ8ほか約2万7000平方bの同遺跡を史跡公園として整備する。敷地西側は発掘した遺構の保存や展示施設設置に加えて、公園的空間として整備する史跡指定地地区、東側は地下式の調整池や駐車場などを設けるエントランス地区を予定している。
市は12年度に2地区の基盤整備に入る。敷地造成や排水施設、調整池などを行うほか、史跡指定地地区の遺構整備や公園施設整備、エントランス地区のガイダンス施設整備に向けた設計にも着手する。
年次計画では、13年度までに敷地造成や排水施設などを整備、15年度までに遺構やガイダンス施設を整備し、17年度に共用する見通し。