建通新聞社(岡山)
2012/02/29
【岡山】赤磐市新消防庁舎の建設計画
赤磐市は、新消防庁舎の建設を計画しており、2012年度に本体建築工事を発注する予定。12年度当初予算案で建設工事費12億9342万円を計上した。 計画では、現庁舎の老朽化に伴い、津崎地内の県農業試験センター農場の一部を取得し、移転新築するもので、2013年度の運用開始を目指している。
施設概要は、消防本部・消防署が鉄筋コンクリート造3階建て延べ約3000平方b、訓練棟主塔が鉄筋コンクリート造4階建て延べ約150平方b、副塔が鉄骨造2階建て延べ約100平方b、備蓄倉庫が約250平方bで、駐車場も50台確保する。設計は大建設計(広島市)が担当した。
また、11年度内に条件付一般競争入札で建設予定地の造成工事(約1・3f)を入札する予定。
新消防庁舎建設の基本方針は、防災の拠点施設を考慮した庁舎として、行政無線の管理や通信・電気・水道などの被害に対するバックアップシステムの構築、災害用資機材の備蓄など、危機管理機能を強化し、防災拠点として役割を十分果たすことのできる庁舎の実現を図る。
環境負荷を少なくするための省エネルギー対策に配慮し、太陽光などのエネルギー資源の活用を積極的に図り、維持管理上の経済性を高めた庁舎の実現や内外レイアウトは圧迫感をなくし、バリアフリーやユニバーサルデザインにすることなどを挙げている。