建通新聞社(中部)
2012/02/28
【愛知】豊橋市 総合動植物公園再整備 12年度にゾウ舎増築など
豊橋市は、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の再整備として、2012年度予算案にアジアゾウ舎の増築と放飼場の拡張工事費、高等猿類舎や爬虫類舎新築に向けた実施設計費を盛り込んだ。
のんほいパークは、開園50周年を迎える2020年度に向けて、再整備などが進められる計画。このうち、動物園エリアについては、アジアゾウ飼育エリアの拡張による、ゾウの群れ飼育を目指すことなどが重点となる。
現在のゾウ舎は、放飼場・展示スペース、寝室などを含めた約600平方bのスペースで3頭を飼育中だが、現在地を段階的に拡大させ、飼育頭数を増やす。初年度となる12年度は、まず放飼場を約180平方b拡張するほか、ゾウ舎を約260平方b増築する。
放飼場は16年度までに順次拡大を進め、総面積を1万平方b以上に広げる。また、市が公表したイメージ図などによれば、現スペース北側にある大沢池周辺も拡大する敷地に充て、ゾウが水浴びする姿を見せることなども想定。また、観覧場所と飼育エリアを柵などで区切らず、ゾウを身近に見ることができるような形で整備を進める。
このほか、高等猿類舎や爬虫類舎の新築は、オランウータン舎の老朽化などへの対応として、12年度は実施設計などを進める。
12年度当初予算案では、増築工事費や設計費、動物購入費など3億7480万円を盛り込んでいる。