建通新聞社(東京)
2012/02/27
【東京】 武蔵野市 クリーンC事業者 3月実施方針
武蔵野市は、新武蔵野クリーンセンター(仮称)建設事業で、施設整備・運営事業者を選定するため、実施方針や要求水準書をまとめ、3月までに公表する意向だ。公表後、民間事業者の意見を取り入れ、意見を基にに同年7月に入札公示を行う。事業手法はDBO方式を採用する。
また市は2012年度当初予算案に、同事業に関連する予算7269万円を計上、土壌汚染状況調査委託費を行う。
今後のスケジュールは12年9月から資格審査書類を受け付け、12月に入札書類を受け付ける。総合評価方式を採用し、事業者の提案と入札金額を考慮して13年2月に事業者を決定する。同年6月の議会で承認され次第、本契約する。
事業者が決まれば、14〜16年度に建設工事、17年度から新施設を稼動させ、17〜21年度に現施設の解体、周辺整備などを行う見込みだ。
新施設建設の概算事業費は80億円(焼却処理施設建設で70億円、不燃・粗大ごみ処理施設で10億円、現施設工場の解体・撤去で10億円)。周辺整備費(エコプラザ(仮称)リニューアル工事費等を含む)は別途計上する。
焼却処理施設の処理能力は、現在の1日当たり195dから120d(プラス災害廃棄物)に減らす。炉形式は安全性・安定性などの観点からストーカー炉を採用。焼却炉は2炉とする。
排ガス処理設備では、現施設の湿式処理から乾式処理に変更する。煙突の高さは59b。不燃・粗大ごみ処理施設の処理能力は、現在の5時間当たり50dから、新施設では5時間で10dとする。処理施設では、現施設の高速回転破砕機のほかに、低速回転破砕機を導入する。
建設予定地は緑町3ノ1ノ5、建設用地面積は約5000平方b、施設全体の敷地面積は約1・7f。新施設建設後は、敷地西側にある現施設は解体する方針だ。
基本計画策定支援業務は日建設計(千代田区飯田橋2ノ18ノ3)が担当している。