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北海道建設新聞社
2012/02/24

【北海道】WTO対象は本庁舎耐震改修など−道の12年度予算案 

 道が2012年度に発注して、複数年度にわたり契約する工事などの債務負担行為の設定箇所が明らかになった。WTO(世界貿易機関)政府調達協定の対象となる道庁本庁舎耐震改修、道路トンネル3カ所などが盛り込まれている。
 12年度に設計施工一括で発注する予定の本庁舎耐震改修では、12年度の設計費5300万円を除く、13―15年度の工事費などの限度額として約71億9600万円の債務負担行為を設定する。
 12年度着工するトンネル建設は、15年度までを契約工期とする美唄富良野線美唄、芦別両市界の幌子トンネル(延長1820m)、元地香深線礼文町の新桃岩トンネル(同1490m)、13年度までとなる北進平取線厚真町のメルクンナイトンネル(同590m)。
 本庁舎耐震改修とトンネル3カ所はいずれも、13年度以降の支払い限度額だけでも、4月1日からWTO対象の基準額となる19億4000万円を上回っており、国際調達となる見通し。
 道営住宅では、12年度から着工予定の網走サンリッチヴィラU新築など2カ年事業の13年度分として27億2600万円を限度額に設定。
 老朽化した漁業取締船「ほっかい」に代わる船の建造費として、12年度予算案に5億500万円を計上、13年度分に8億9227万円の限度額を設定する。