建通新聞社(東京)
2012/02/23
【東京】 立川市 予算案 一番町北住宅跡地へ住宅
立川市は、2012年度一般会計当初予算案を発表した。総額は671億1300万円、前年度当初比で1億1800万円、ほぼ横這いの0・2%増。投資的経費は62億1500万円で、同期比で11億5700万円、22・9%の伸び、増加の要因は、昨年度で学校空調機整備が終了したが、第一小学の校建て替えの事業費、旧庁舎改修費が盛り込まれ、公園整備費が増額となったことなど。
市営住宅一番町北住宅旧3・4号棟の跡地を活用して、市営住宅砂町二番住宅を統合した住宅整備を計画。12年度に地質・地盤調査、基本・実施設計を進める。建設工事は13年度から2カ年で進める。
第一小学校建替事業には、現年の事業費8億2414万円を確保、7月の仮設校舎完成を待って、解体に着手、本体工事は9月議会での契約承認を目指して発注準備を進める。
公園整備事業では、富士見公園など5公園・1緑地の整備などに約6億を計上。富士見公園、市制50周年記念憩いの広場で工事を実施。錦第三公園では基本計画と実施設計、立川公園、川越道緑地、錦五南公園では土地開発公社が先行取得していた用地の買い戻しを行う。
耐震対策事業では、公共施設の耐震化を図るため、耐震改修促進法の規定外の木造施設や軽量鉄骨造の施設6棟を対象に耐震診断を実施する。また、緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進のため、耐震診断などの助成金として1億9000万円余りを計上した。
また、清水市長は会見で、移転を計画している市の清掃工場について触れ、12年度中に移転先を決める考えを示した。
建設関連の主な事業費は次の通り。(単位・万円)
▽公共施設耐震診断―880▽市営住宅建替事業(調査・設計)―4437▽市営住宅長寿命化(富士見第一住宅外壁塗装など)―3492▽民間住宅耐震化促進(耐震診断・改修・設計の補助、シェルター設置補助)―1215▽清掃工場焼却炉整備補修など(1・2・3号炉の補修、設備更新)―2億0873▽錦第三公園整備―1億2513▽富士見公園整備―6516▽市制50周年記念憩いの広場整備―6070▽下水道管整備事業(流域処理区・多摩川上流処理区)雨水処理(残堀川流域、空堀川流域の雨水整備)―4億1186▽下水道地震対策事業―3300▽下水道長寿命化事業―1349▽下水処理場改良事業―4000▽第一小建替事業―8億2414▽小学校施設改修―5724▽中学校施設改修―水飲栓直結化4781、第八中バリアフリー化7541▽緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業(助成)―1億9236