JR向日町駅のバリアフリー化が24年度から本格始動する。西日本旅客鉄道梶iJR西日本)が事業主体となり、国、京都府及び向日市の補助を受けバリアフリー化を進める。
JR向日町駅(向日市寺戸町久々相)は当初、東西自由通路を整備し橋上駅化を目指していたが、21年12月市議会でバリアフリー化の実現を求める請願が採択されたことなどを踏まえ、久嶋務市長はバリアフリー化に方針転換。国土交通省やJR西日本等と協議を進めていた。
JR向日町駅バリアフリー化が国の補助事業として採択。事業負担は鉄道事業者(JR西日本)が1/3、国土交通省が1/3、地元が1/3(京都府1/6、向日市1/6)。府は24年度当初予算案に鉄道駅舎バリアフリー化設備整備事業費として5250万円を予算化、一方の向日市は当初予算案にJR向日町駅バリアフリー化設備整備費補助金として4340万円を新規計上した。
現在JR向日町駅は東西ホームを地下道で接続しているが、線路を跨ぐ跨線橋を新設するとともに、上下移動のためのエレベーターを3基新設。多機能トイレ、ホーム上警告ブロック、音響案内設備、点字サイン、2段手すりも整備しバリアフリー化を図る。
24年度分の事業費は2億6040万円。24年度は詳細設計及び建物、電気設備などを支障移転予定。25年度に跨線橋やエレベーター設置等を進めるため、25年度の事業費は24年度を上回るとみられる。