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建通新聞社(神奈川)
2012/02/21

【神奈川】鹿島田駅西部地区再開発 再開発ビル施工者決定 

 鹿島田駅西部地区再開発会社(幸区鹿島田890ノ7)は、「鹿島田駅西部地区市街地再開発事業」で建設する再開発ビルの施工者を清水建設(東京都港区)に決めた。3〜6月に敷地内の既存住宅などを解体撤去し、6月をめどに本体工事に着手する。施工者選定の入札の応札者は非公表。
 再開発ビルは住宅棟と生活利便施設棟の2棟で構成する。住宅棟の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上47階建て延べ7万5640平方b。住戸数は670戸。237台収容の駐車場を整備する。
 生活利便施設棟は鉄骨造地下1階地上5階建て延べ1万7580平方b。101台収容の駐車場のほか、商業・生活利便施設としてスーパーマーケットを、健康施設としてフィットネスクラブを整備する計画。テナントは未定。
 また、公共施設の整備では、ペデストリアンデッキと道路拡幅工事を12年度早期に再開発会社が発注する。
 ペデストリアンデッキは再開発ビルの3階レベルからJR南武線鹿島田駅とJR横須賀線新川崎駅に接続する。鹿島田駅西口には交通広場約1000平方bを新たに整備するほか、都市計画道路古市場矢上線の鹿島田駅〜新川崎駅区間延長約420b(幅員15〜32b)の両側に幅員4〜5bの歩道を設置する。
 建設地は幸区鹿島田地内。敷地面積は2・3f。
 再開発ビルの建設工事は6月に着手し、2014年度末の完成を目指す。
 設計は松田平田設計(横浜市神奈川区)とトーニチコンサルタント(横浜市中区)が担当した。
 鹿島田駅西部地区再開発会社の出資者は三井不動産と三井不動産レジデンシャルなどの地権者で構成。06年の会社設立当時に出資した川崎市は11年11月に出資を取りやめ、同社から転出した。
 市は施設建設費の一部とペデストリアンデッキ、道路整備費用を助成するため、12年度当初予算案に12億0694万7千円を計上した。