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建通新聞社
2012/02/20

【大阪】大阪市が12年度予算案を発表 一般会計1.5兆円/7月に本格予算編成、淀川左岸線2期に32億円盛る

 大阪市は20日、一般会計1兆5,163億円(前年度比11.9%減)の2012年度当初予算案を発表した。このうち普通建設事業費などを含む投資的・臨時的経費は2,398億円で、前年度比32.1%減。抜本的改革に向けての暫定的な予算とし、本格予算は7月をめどに編成。淀川左岸線2期事業に約32億円、阪急京都線・千里線の連続立体交差事業には約88億円を計上する。
 一般会計を目的別に見ると、福祉費4,819億1,800万円、こども青少年費1,520億1,500万円、経済費1,291億1,800万円、総務費838億円、教育費679億1,000万円、都市整備費608億2,200万円、建設費560億8,600万円、消防費372億7,300万円、環境費327億3,500万円、健康費294億1,500万円、ゆとりとみどり費170億1,500万円、港湾費113億3,200万円、計画調整費73億5,700万円、大学費51億9,900万円など。
 府市統合本部検討対象事業は原則4カ月分、改革プロジェクトチーム検討対象事業は原則凍結もしくは4カ月分を計上。凍結したのは、JR東海道線支線の連続立体交差事業、森之宮焼却工場建て替え調査、御堂筋のブランド化(道路空間の利活用検討)、自転車駐車場整備、夢洲・舞洲地区臨港道路の整備、学校運動場の芝生化、市民交流センター改修、地域集会施設の整備などとなる。
 一方、新規では、中学校の普通教室への空調機設置(27億6,925万円)、城東消防署の建て替え(2,273万円)、大阪国際交流センター改修(4,286万円)、城東図書館仮施設整備(3,948万円)、地震津波対策検討調査(7,100万円)、市立大学学舎耐震補強・外壁改修整備(2億4,317万円)、市立大学人工光合成拠点整備(5億2,120万円)、森之宮地区管路輸送施設の代替設備設置事業(3,825万円)などを盛り込んだ。