建通新聞社(中部)
2012/02/20
【三重】四日市市 小中学校に津波避難施設 19校の整備に着手
四日市市は、「中部西小学校」など小学校12校、「中部中学校」など中学校7校の合計19校を対象に津波被害の避難施設整備に着手する。2012年度の当初予算案には設計、工事に関する事業費7170万円を計上した。
対象校は、津波発生時に被害が想定される地域内の小中学校。避難所機能を整備し、校舎の屋上や上層階を活用して備蓄倉庫や自家発電設備などを整備する。
工事を行うのは、小学校が中部西、浜田、西橋北、東橋北、塩浜、三浜、富田、富州原、常磐、日永、中央、楠の12校。中学校が中部、橋北、港、塩浜、富田、富州原、楠の7校。
19校はすべて、校舎上層階を活用した備蓄倉庫を整備する。また塩浜、富州原、楠の6小中学校では、屋上に向かう屋外階段や手すり、自家発電設備を整備するため、12年度中に設計を行い、引き続き工事を発注する。
12年度の事業費は設計に640万円、工事は6530万円を計上。債務負担行為限度額は2カ年度で1億3010万円を設定した。