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建通新聞社(中部)
2012/02/17

【愛知】名古屋市住宅都市局 玉野で金城ふ頭基盤施設整備計画検討

 名古屋市住宅都市局は、「金城ふ頭地区の開発に係る基盤施設整備計画検討業務」を玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)に委託した。委託期間は3月23日まで。予算が承認されれば、予備設計を2012年度に発注する。
 金城ふ頭では、「モノづくり文化交流拠点構想」の実現を柱とした開発として、ブロック玩具のテーマパーク「レゴランド」やホテル、商業施設などの開発が想定されている。
 今回の委託では、これらの開発を進めるに当たり、道路や歩行者デッキなどの基盤施設を整備するため、整備計画を検討するほか、検討に必要な測量と地質調査を実施する。
 具体的な検討内容は、歩行者デッキの整備計画、平面交差点の改良計画、伊勢湾岸道路接続ランプウエーの整備計画。
 歩行者デッキは、あおなみ線金城ふ頭駅の南西の既設歩行者デッキに接続し、現在は名古屋港管理組合が管理する緑地に民間事業者が建設予定のホテルなどを含むコンベンション施設とをつなぎ、コンベンション施設内を経由して国際展示場正面エントランスとつなぐ計画。今回の委託では概略レベルでの構造、位置、幅員などを検討する。
 平面交差点の改良計画は、金城橋南交差点、ロス通り南交差点、汐止町交差点の形状変更を検討する。交通量が多い梅ノ木線を港湾・物流交通の路線、現在は比較的交通量の少ない潮凪線に観光客などの一般の交通を誘導していきたい考えで、概略設計を作成する。
 伊勢湾岸道路接続ランプウエーは、伊勢湾岸道路名港中央インターチェンジ料金所から出た自動車を金城橋南交差点を経由させずに国際展示場の東の区画に新たに建設する計画の立体駐車場に誘導するための高架式構造物。今回の委託では、概略設計を作成する。
 予備設計では、歩行者デッキ、交差点、ランプウエーをそれぞれ別々に発注する見込みだ。また、国際展示場の東の区画に新たに建設する計画の立体駐車場については、整備手法の検討を進める予定。
 建設地は港区金城ふ頭1ほか。