建通新聞社(東京)
2012/02/16
【東京】 板橋高校を総延べ約1・3万uに現地改築
東京都教育庁は、2012年度に板橋高校の改築に向けて基本設計に着手する。1960年代に建設した校舎棟や体育館を現地で建て替えて老朽化を解消させる計画で、新施設の総延べ床面積は約1万3000平方bを見込んでいる。2015年度の着工、17年度の完成を目指す。
板橋高校の所在地は板橋区大谷口1ノ54ノ1。既存施設は▽管理教室棟=鉄筋コンクリート造3階建て延べ2477平方b▽教室棟=同造3〜4階建て延べ2806平方b▽特別教室棟=同造3〜4階建て延べ2226平方b▽武道場=同造3階建て延べ657平方b▽体育館=鉄骨造平屋964平方b―の規模で1961〜66年に完成した。
古いもので築50年、新しいものでも築45年を超えて老朽化が進んでいる上、度重なる増築でバリアフリー機能の確保も難しくなっていることから、現地で改築する。
新施設の規模は3階建て総延べ1万2706平方bで計画している。工事期間中はグラウンド部分に整備する仮校舎で授業を行う予定だ。
学内動線やグラウンド面積の確保の観点を含めて施設規模・配置を整理した上で、12年度に基本設計を委託。13年度までの2カ年でまとめる成果を基に、13〜14年度で実施設計を進める。
仮校舎移転後の15年度に解体工事を開始。続いて同年度から17年度までの3カ年で本体工事を実施する。開設は18年度を予定している。
全体事業費は47億8400万円(うち工事費33億6200万円)を見込む。12年度予算案には基本設計費として2200万円を計上している。