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建通新聞社(中部)
2012/02/14

【愛知】名古屋市 2兆5937億の12年度予算案公表

 名古屋市は13日、前年度比0・7%増となる総額2兆5937億7602万円の2012年度当初予算案を発表した。円高の影響などによる企業収益の減少や市民税減税の実施により市税収入は前年度予算を大幅に下回る見通しで、一般会計のうち普通建設事業費の計上額は同19・4%減の731億2820万円となった。新斎場や地域交流センターの建設に着工するほか、昭和文化小劇場や守山区に新設する中学校の設計に着手する予定。20日に開会する市会に上程する。
 全体の予算規模は、一般会計が1兆0287億7700万円で前年度比2%減と5年ぶりの減少、特別会計が1兆1278億3408万円で同4・9%増、公営企業会計が4371億6493万円で同3%減となった。普通建設事業費の内訳は、補助事業が同6・8%減の397億5217万円、国直轄事業が同34%減の35億円、単独事業が同30・1%減の298億7603万円。災害復旧事業は7100万円計上している。
 極めて厳しい財政状況の中で、中期戦略ビジョンに掲げる5つのまちの姿を実現するため、行財政改革を進め116億3984万円を捻出するほか、不要な土地の積極的な売却などにより歳入確保を図るが、それでもなお生じる収支不足には財政調整基金などの取り崩しで対応する。
 1月に公表された財政局案で未計上となっていた事業では、昭和文化小劇場の設計、御岳休暇村の活用調査、公会堂改修の基本調査、瑞穂文化小劇場の設計変更、港土木事務所移転改修の設計、瑞穂図書館移転改築の設計変更などが計上された。
 建設関係予算の内容を見ると、新斎場と地域交流センターの整備に14億1561万円、守山区に新設する中学校の設計には1500万円を計上している。土木関連では、志段味地区の雨水浸水対策に1900万円、弦月若水線の自転車利用環境整備に2000万円、緊急雨水整備事業では、中村中部地域などの雨水貯留施設の建設や管渠の増強などに82億6700万円を計上している。