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建通新聞社(東京)
2012/02/09

【東京】 東久留米商業施設 着工へ向け協議調整

【東京】 イオンリテール(千葉市美浜区)と東久留米市は、東久留米市南沢5丁目に建設を計画しているイオン東久留米ショッピングセンター(仮称)について、導入する地域貢献施設や交通対策、環境対策などについて協議調整を進めている。施工者は未定で、4月の着工を目指している。
 市は当初、市民意見などを基に施設建設について反対の姿勢をとっていた。しかし、税収増や利便性の向上、にぎわいの創出などの観点から、当初の計画などの見直しや地域貢献施設の導入の検討を行うことで、建設の方向に転換した。2011年3月には地区計画を策定し、11年9月には地域貢献に関する検討会からの最終報告を受けた。
 想定される規模は、店舗が鉄骨造地下1階地上4階建て延べ6万4365平方b、立体駐車場が鉄骨造5階建て延べ2万0581平方b。
 建設地は東久留米市南沢5ノ17(旧第一勧業銀行グラウンド跡地)で、敷地面積は約5万2700平方b。五小通りは全体幅員を約8bから拡幅し、市道110号線との交差部で右折レーンを設ける。西側の敷地に約630平方b、東側敷地に約1050平方bの公園を整備する予定だ。五小通りに面した平面駐車場は、市と結ぶ予定の防災協定に基づき、災害時には防災拠点として提供する。
 また、地域貢献施設としては商業施設来店者に対し、市の歴史や文化、みどころなどをPRする情報発信施設、会議や展示会、スポーツなどに利用できる多目的ホールなど設置を検討している。
 さらに、公園や広場などにオープンスペースを設け、地域行事やミニコンサートなどに利用する。
 設計はUD設計(港区)が担当している。13年3月の完成を予定している。