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建通新聞社(中部)
2012/02/08

【愛知】武豊町 地域交流施設 基本計画案示す

 武豊町は、大足地区で計画している(仮称)地域交流施設整備に向けた基本計画(案)を公表した。29日までパブリックコメントを募集し、町民から出された意見を踏まえて成案を策定する。順調に進めば、2012年度にも実施設計に移る見通し。
 地域交流施設は、武豊が愛知県で最初の鉄道となった国鉄武豊線の起点であったことを示す転車台、地場産業のみそ蔵など地域固有の歴史や地場産業を活用する観光拠点を設けるとともに、緑化によって環境に優しい公園を創設することを目的に整備。3号地廃棄物最終処分場の地元周辺対策事業として計画を進めている。
 対象となる敷地は、同町忠白田、一号地の転車台ポケットパークから南東に広がる一画で、敷地面積約1・23f。導入する施設は▽地域交流センター(建築物)▽多目的広場(公園)▽散策コース、緑地(公園)―などを基本計画案に盛り込んでいる。
 計画案で想定した地域交流センターは、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1010平方b。屋根はカラー鋼板葺きで、ソーラーパネルを設置する。配置する機能は▽歴史産業展示、観光案内▽加工体験▽事務管理▽多目的交流、研修▽会議室―など。敷地中央への配置を見込んでいる。
 多目的広場は、地域交流センターの南側に配置。周囲に延長約230bの外周園路も整備する。
 このほか、施設内にはトイレやエコステーション、東屋などを設置。駐車場は普通車用104台分、大型5台分(1台分は普通車と併用)、関係者用12台分を確保する計画とした。
 基本計画の策定業務は、玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)が担当している。