建通新聞社(東京)
2012/02/08
【東京】 3棟245戸を13年度 長房東団地2期
東京都都市整備局は、長房東団地の第2期建設計画を明らかにした。旧長房第2アパート(八王子市)の跡地を利用して隣接の長房北アパートを建て替える事業の一環で、新住棟の規模は3棟245戸。2012年度に着工する第1期に続き、13年度に実施設計や工事を行う見通しだ。
長房北アパート(八王子市長房町719ほか)は、長房アパートの一部として1971年度に完成した。既存住棟の規模は鉄筋コンクリート造5階建て11棟396戸となっている。
建替事業は、同アパートの東側に位置する旧長房第2アパート(八王子市長房町341ほか)の敷地で行う。鉄筋コンクリート造4〜10階建て5棟426戸の新たな住宅を2期に分けて建設する計画だ。基本設計は大誠建築設計事務所(中野区)が担当した。
現在は5〜10階建て2棟181戸のA・B棟を対象とした第1期に関する建築工事の入札手続きを進めている。A棟(5・7階建て91戸、23日開札)は工期約18カ月、B棟(10階建て90戸、3月1日開札)は工期約20カ月でそれぞれ施工する予定でいる。
続く第2期では、C〜E棟の3棟245戸を建設する。各住棟の規模は▽C棟=6階建て96戸▽D棟=4・5階建て77戸▽E棟=8階建て72戸―の内訳で、屋上には太陽光発電設備を設置する。集会所やごみ容器置き場、駐車場、自転車置き場といった敷地内の付帯施設も整備する。
13年度に実施設計を委託した上で工事に着手する方針だ。
なお長房北アパートの解体工事については、13年度の第1期完成後の居住者移転の進捗を見ながら順次発注することになりそうだ。