建通新聞社(東京)
2012/02/03
【東京】 二子玉川公園 2012年度西側エリアに
世田谷区は、2012年度から二子玉川公園西側エリアの整備に着手する。日本庭園や憩いの広場、ビジターセンターなどの整備を予定しており、13年春の一部開園を目指す。
二子玉川公園は約6・3fの地区公園。このうち12年度に先行着手する西側エリアは、再開発区域に隣接するメーンエントランスとなる部分。休憩室や防災資材倉庫などを備え、活動の拠点となるビジターセンターのほか▽「日本の空間文化の創造と伝承」をコンセプトとした5800平方bの日本庭園▽ステージを備えたエントランス広場▽幼児対象の遊び場▽植栽を施した憩いの広場―などを配置する。
日本庭園の設計は戸田芳樹風景計画(渋谷区)、ビジターセンターは中川巌・建築綜合研究所(新宿区)、エントランス広場や遊び場などの設計はオーテーシー(港区)がそれぞれ担当。
13年度以降には、草広場を中心にイベントなどに活用できる広場を配置した東側ゾーンの整備を進める。いずれも国分寺崖線の緑や多摩川の水など、自然環境を生かした公園として整備する。14年度末までに全体の工事を完了する方針だ。