建通新聞社(東京)
2012/02/03
【東京】 都教育庁=小金井特支校を1・2万uに改築
東京都教育庁は2012年度に小金井特別支援学校(小金井市)の改築事業に着手する。児童・生徒の増加に対応するため、現地で総延べ約1万2000平方bの施設に建て替える計画だ。総事業費は約52億円(うち工事費40億1800万円)を見込む。12〜14年度で設計をまとめ、15年度の着工を目指す。
都教育庁は「特別支援教育推進計画第三次実施計画」(10年11月策定)の中で、20年度までに知的障害を持つ児童・生徒数が約9000人に上ると推計。これに対応するため、知的障害特別支援学校の再編整備を進めている。
小金井特別支援学校(小金井市桜町2ノ1ノ14、敷地面積8590平方b)の改築も再編整備の一環として行う。
1976年に完成した現在の校舎棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ4444平方b)や体育館棟(同造平屋766平方b)などを解体し、3階建て総延べ1万2013平方bの新施設を建設する計画。現地では十分なスペースが確保できないことから、仮設校舎を国分寺市泉町2丁目の都有地に整備する方針でいる。
基本設計を2012〜13年度の2カ年で進め、地元の小金井市と新校舎の規模や配置計画などを調整する。12年度予算案に基本設計費5300万円を計上した。実施設計は13〜14年度で行う。
仮設校舎の整備を経て、既存校舎の解体工事を14〜15年度、新校舎の本体工事を15〜17年度でそれぞれ施工して、18年度に開設する見通しだ。