建通新聞社(岡山)
2012/02/03
【岡山】川崎病院新病院の基本構想を公表
岡山市は、北区中山下地内の旧深柢小学校跡地に川崎病院が建設を予定している新病院の基本構想を公表した。
構想では「地域との共生」をコンセプトとし、鉄筋コンクリート造14階建て(地下2階)延べ約6万6000平方bで建設、現病院の床面積を約3倍に拡大する。
病床数は650床〜700床程度(ICU・HCU・回復期リハビリステーション病棟含む)を想定している。
駐車場は、グラウンド相当部分の一部を含めた地下に300台程度収容可能な自走式駐車場を整備する。
病院建物内の低層部に地域住民のコミュニティ活動に利用できる多目的ホール、集会室を配置し、定期的に健康教室、公開講座などを開催するなど、医療、健康に関する情報発信の拠点として活用する。
病院へのメインアプローチは、敷地北側に隣接する「あくら通り」への自動車交通負荷を抑えるため、敷地西側からの出入りを計画している。
また、現在西側道路は一方通行で、あくら通りを経由した病院への出入りを減少させるために一方通行解除が必要と判断、規制解除や車道拡幅、敷地内の歩行者空間の確保などに向け、各関係機関との調整を進めていく。
整備スケジュールは、年度内にも基本設計に着手、2012年度に詳細設計、13年度に本体工事に着手する予定。
診療科は、内科、小児科、外科、歯科、皮膚科など18科を備え、救急医療は専門医が年中無休で患者を受け入れる。