建通新聞社(中部)
2012/02/01
【三重】伊賀市 新庁舎建設の基本設計案示す
伊賀市は、新庁舎の建設に向け、これまでにまとまった基本設計案の概要を明らかにした。1月26日にあった市議会全員懇談会で示した。市は今後、5日に開く市民との協働検討会などで、設計案に対する市民からの意見を募り、聴取した意見を反映させて基本設計をまとめていくとしている。基本設計後、順次実施設計に入る。
基本設計案によると、新庁舎は現庁舎敷地内(上野丸之内)で建設する計画で、駐車場がある敷地東側に、市道に平行するように直線状に整備する。建屋は地下1階地上4階建てで、延べ床面積約1万3750平方b。免震構造を採用するという。
外観は階段状のデザインとし、現庁舎の面影も残すような形とする意向。地下には免震装置を配するほか、駐車場や書庫、倉庫などを設ける。現庁舎を取り壊した跡地にも駐車場を設ける。駐車場は地下と併せ200台分を確保する。
基本・実施設計は日建設計名古屋オフィス(名古屋市中区)が担当。
市は、2012年度中に工事着手するため、新年度当初予算案に既存庁舎の解体工事費や新庁舎本体工事費を盛り込む意向でいる。予算成立後、12年度早々に北庁舎・中央公民館の解体工に着手。本体工には第4四半期にも着手し、15年3月までの完成を目指す。