建通新聞社(中部)
2012/01/30
【愛知】名古屋市 金城ふ頭交通処理方針検討を創建で
名古屋市住宅都市局は、「金城ふ頭地区の開発に係る交通処理方針検討調査」を創建(名古屋市熱田区)に委託した。委託期間は3月30日まで。
今回の委託では、港区の金城ふ頭地区で世界的なブロック玩具のテーマパーク「レゴランド」の開発構想が公表されたことを受け、今後交通量の増加が見込まれることから、現在の道路の状況などを見直し、改善方策を検討する。
レゴランドの正式な建設位置は決まっていないが、現在の国際展示場の平面駐車場部分を中心に建設する見込み。現在の駐車場は国際展示場の東の区画に新たに立体駐車場として建設する計画となっている。
市は、交通量が多い梅ノ木線を港湾・物流交通の路線とし、現在は比較的交通量の少ない潮凪線に観光客などの一般の交通を誘導していきたい考え。
このため梅ノ木線と潮凪線との交差地点である汐止町交差点は、現状の直進レーンを右折レーンに変更することで潮凪線に向かう南進右折車線を1車線から2車線化することを検討する。
また、金城橋南交差点とロス通り南交差点については、現在でも国際展示場で大きなイベントが開催される際に駐車場への入庫待ちの車で渋滞することがあるため、ロス通り南交差点については直進レーンを右折レーンに変更することで南進右折車線の2車線化、金城橋南交差点については3車線を4車線にして直進レーンを新たに設置することで北西左折車線の2車線化を改善案として検討する。
また、金城橋南交差点では、右折車線レーンに駐車場接続ランプを設置して立体交差化することも検討する。
今回の検討調査の結果を踏まえ、予算が認められれば設計は2012年度に発注する見込み。