建通新聞社(中部)
2012/01/30
【三重】桑名市 市本庁舎耐震補強 清水建設を特定
桑名市は、公募型プロポーザルによる「市役所本庁舎耐震補強事業」の設計・施工者選定で、清水建設名古屋支店を最優秀提案者として特定した。同市では今後、3月議会で承認後に契約し、2012年度から設計に着手する。
同事業では、同市初となる設計・施工一括のプロポーザル方式で事業者の選定を進めてきた。応募者のうち1次審査で6者を選定し、2次審査では辞退者1者を除く5者へのヒアリングや技術提案書の審査を行った。
最優秀提案者に選定された清水建設は、地下1階柱頭免震工法を提案。工期を27カ月、設計・工事費の合計額を14億1750万円(税込)とし、工期、金額ともに他者を下回った。評価では、「工事施工中の配慮、安全性の確保や環境対策の評価が高かった」とし、特に工期の大幅な短縮努力が高評価を得て、価格面を含め総合的な判断で最優秀としたとしている。 今後の計画は、12年度に実施設計、13、14年度に工事実施し、14年6月の完成を目指す。本庁舎は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て塔屋3階建て延べ1万5233平方b。所在地は中央町2ノ37。