日刊建設工業新聞
2012/01/26
【鳥取】県、倉吉市などと進出協定書で調印 倉吉市関金町に工場設置計画 野菜加工のワールドファーム
地場の農産物を活用して農産物(野菜)のカット加工、冷凍加工、乾燥加工を手がけるワールドファーム(茨城県つくば市)が倉吉市に事業所を開設することになり、25日知事公邸で、企業進出を支援する県、倉吉市、倉吉商工会議所と同社との間で協定書の調印式があった。
同社では全国4カ所で直営工場の設置を考えているが、現在、本社工場のあるつくば市、熊本県(熊本工場)に次いで、大分県に(工場建設に向けて)進出しており、最後に7カ所の候補地の中から倉吉市に進出することになった。倉吉市では当面、上井に事業所も設け、第1段階としてゴボウ、葉ネギを2〜3年試験栽培。その後、第2段階として本格的に栽培し、関金町関金宿の旧本内家具工場の施設や敷地を活用して工場を建設。3年後の2005年1月に工場を開設し、30人程度の新規雇用を予定している。現段階で、工場建設などを含む設備投資額は7億円程度を試算している。調印式には、平井伸治知事、石田耕太郎倉吉市長、倉都祥行倉吉商工会議所会頭、同社の幕内進会長、上野裕志代表取締役らが出席した。