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建通新聞社四国
2012/01/27

【徳島】過去最高の2132戸 木造住宅耐震診断申込

 徳島県は、2011年4月〜12月末までの木造住宅耐震診断申込戸数が04年度の取組み開始以来、過去最高となる2132戸に達したことを公表した。東日本大震災の影響もあり、県民の耐震化への意識の高さが伺える結果となった。今後も切れ目のない対応策を講じていくことにしている。
 申込戸数が100戸以上の自治体は、徳島市が470戸(前年同期比3戸増)、阿南市が349戸(同173戸増)、鳴門市が237戸(同12戸増)、吉野川市が193戸(同63戸増)、北島町が182戸(同82戸増)、小松島市が105戸(同38戸増)。いずれも昨年同期より増加しており、戸別訪問などの取組みの成果が表れた。
 県では、11年度当初予算で耐震診断の実施に際し費用を助成するため2200戸分を確保。その後の診断戸数増加に伴い9月補正予算で800戸分を追加し、県民ニーズに100%対応するための措置を行ってきた。住宅課では「最近の傾向として改修を目的に診断を受ける人が増えている」と分析。診断により今後、改修実績が増加すると見込んでる。
 耐震改修実績は91戸。市町村別では、徳島市が24戸、吉野川市が18戸、阿南市が14戸と続いている。また、昨年7月から取り組んでいる住まいの安心・安全なリフォームの実績は、鳴門市が19戸、徳島市が15戸などとなった。同制度は、大地震による住宅の倒壊等の被害軽減を図ることを目的に木造住宅の耐震化工事または耐震化工事と併せて行うリフォーム工事を実施する場合に、経費の一部を補助を行うもの。現在、第3回目の申請を2月17日まで受け付けている。