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建通新聞社(中部)
2012/01/27

【岐阜】県総合医療センター 障がい児病棟の新設 年度内に設計者

 地方独立行政法人岐阜県総合医療センターは、県の新たな地域医療再生計画に基づく総合療育拠点施設の整備方針(重症心身障害児の入所機能を含めた小児医療の拠点形成)を受けて、「障がい児病棟」の新設を計画しており、2012年度から基本・実施設計に着手する計画だ。このため11年度内に設計者を選定する方向で近く事務手続きを開始することにしており、選定の方法も含め調整を急いでいる。
 岐阜市野一色地内にある同センターに、高度専門的な医療ケアを必要とする重症心身障害児やNICUなどを退院後の重症心身障害児の入所機能を備えた新棟を整備するもの。新棟には小児外来、検査部門など、小児に関する診療機能を集約するほか、再整備される希望が丘学園などの関係施設と連携して、重症児のケアや肢体不自由児の発達支援などを総合的に推進する体制を構築する。
 事業主体は同センターで県は事業費の一部を助成する。12年度の事業費は、調査費134万円、設計費9974万円などを見込んでおり、県は1687万円を補助するため、12年度当初予算に事業費を要求している。
 設計者選定について、同センターでは現時点でプロポーザル方式による選定などは考慮しておらず、入札による選定を検討しているもよう。順調なら14年度の開設を目指している。