建通新聞社
2012/01/23
【大阪】 OBP・天満橋駅周辺地域が都市再生整備地域に 大阪駅周辺、スモスクエア駅周辺は特定指定
国は1月20日付で、「大阪ビジネスパーク駅周辺地域・天満橋駅周辺地域」を都市再生緊急整備地域に追加指定した。また、都市再生緊急整備地域に指定されている「大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域」と「大阪コスモスクエア駅周辺地域」では、一部を特定都市再生緊急整備地域に指定した。民間都市開発を促進し都市機能の高度化を図るため、都市再生緊急整備地域では、容積率・建ペい率など各種規制緩和や税制上の特例措置が適用される。特定都市再生緊急整備地域では、さらに未利用エネルギーの民間利用や道路の上空利用が促進される。
3地域の概要は次の通り。
【大阪ビジネスパーク駅周辺・天満橋駅周辺地域】
51haが都市再生緊急整備地域に指定された。公共空間では、京橋駅と大阪城公園のバスターミナル改修と両駅を連携させるための歩行者空間、水辺空間(大川沿い)を整備。
民間を含めた市街地では、国際水準のオフィス環境を整備するとともに、最新の低炭素技術導入や、太陽光、河川水、風力といった新エネルギーを活用した地域エネルギーシステムの導入など、環境に配慮したまちづくりを促進する。
【大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域】
大阪駅周辺の82haが特定地域に指定された。JR東海道線支線地下化と新駅設置を推進、なにわ筋線の整備を検討。国際的な中枢拠点にふさわしく、先進的な新・省エネルギー技術などの導入、地下街の防災性の向上などを図る。
【大阪コスモスクエア駅周辺地域】
53haが特定地域に指定された。駅からエリア内の施設を結ぶペデストリアンデッキを整備。下水熱、太陽光などの未利用エネルギーの活用やエリアマネジメントの取り組みを推進する。