静岡県交通基盤部と各農林事務所が2010年度に発注した工事の県内企業の受注率は、件数ベースで09年度を2・1ポイント上回る92・6%、金額ベースで同1・2ポイント増の80・4%だったことが本紙調査で分かった。発注件数は同10・7%減の3606件、発注額は前年度を5・5%下回る総額775億2653万円だった。
工種別に10年度の発注状況を見ると、土木一式は、件数が前年度比4・6%減の2278件、金額が同2・0%減の524億4200万円で、このうち県内企業が2235件、484億2970万円を契約。受注率は件数が同0・5ポイント増の98・1%、金額が同2・0ポイント増の92・3%となった。
とび・土工は、件数が同8・1%減の148件、金額が同23・3%増の24億3052万円。このうち県内企業が108件、15億6624万円を受注し、受注率は件数で同1・6ポイント増の73・0%、金額で同7・0ポイント減の64・4%だった。
舗装の発注件数は同12・6%減の341件、金額は同18・1%減の47億6832万円で、県内企業の受注は326件、43億1832万円。受注率は、件数が同1・2ポイント増の95・6%、金額が同2・6ポイント減の90・6%。
これ以外の工種は、件数が同23・8%減の839件、金額が同13・5%減の178億8568万円。県内企業の受注は670件、80億0986万で、受注率は件数が同3・3ポイント増の79・9%、金額が同4・4ポイント減の44・8%となった。
(2012/1/23)
建通新聞社 静岡支社