建通新聞社
2012/01/18
【大阪】府警本部 平野警察署建替 12年度実施設計へ 約1億円を計上 市環境事業センター跡に移転 図有り
大阪府警察本部は平野警察署の建て替え事業で、2012年度は実施設計などを行う。当初予算案に実施設計費として1億0,688万円を計上する予定。13年度に着工し、15年度末に完成する予定だ。整備費は35億円を概算する。
移転改築で、大阪市平野区喜連西の大阪市環境事業センター跡地に新警察署を建設予定。敷地面積は約3,700u。新築規模は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ約7,500u。整備費は約35億円で、新庁舎工事費が約32億円、設計費・文化財調査費などが約3億円と見込む。基本設計は、松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)が担当。
現警察署の現在地は、平野区平野元町5。敷地面積1,897uで、施設規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ3,179u。
1971年の建築で築後40年が経過。老朽化、狭あい化も著しく、警察署の機能性や府民サービスの面で支障が生じている。また、耐震性能も基準を満たしていため、建て替えを計画した。現庁舎の敷地は狭小で、新庁舎の建設は難しい。隣接にも未利用地もなく用地拡張が不可能で、移転建て替えが必要と判断。移転先用地は、主要幹線や他の官公署とも近く、警察活動上の適地と評価し、大阪市からの購入を決めた。予算案には土地購入費として4億2,962万円も計上する考え。