北海道建設新聞社
2012/01/17
【北海道】サービス付き高齢者住宅新設に最大5億円融資−北洋銀
北洋銀行は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を道内に新設する法人や個人などを対象とした新たな融資制度を創設し、23日から運用開始する。建設や購入・改築のための資金として、1件当たり最大5億円を低利で融資する。
「ほくようサ高住ローン」という名称で、北洋銀によると、民間金融機関としては全国初の取り組み。年間十数件、総額50億円程度の融資を目標に掲げている。担当の法人推進第二課では「1件当たり3億―4億円の案件が主流になる」と話している。
法人は道内外、個人と個人事業者は道内居住者のみ対象とする。融資期間は、RC造とS造が25年以内、W造が20年以内。金利は案件により変わるが、一般的なアパートローンよりも低くする。
サ高住は、11年10月に改正された高齢者の住宅の安定確保に関する法律に基づく施設。高齢者が暮らしやすいハード面の要件と、安否確認、生活相談などのサービス機能を併せ持つ。
北洋銀は近年、医療や介護、福祉分野への融資を強化している。新たな融資制度は、その一環で実施する。