建通新聞社四国
2012/01/17
【徳島】今月中に公告へ 県立三好病院高層棟改築
徳島県は、県立三好病院高層棟改築を1月中に公告するため現在、準備を進めている。また、設備関係(電気、管、空調)についても年度内の公告を目指している。
規模は鉄筋コンクリート造8階建て延べ約1万4500平方bで免震構造を採用。内部は、1階に放射線部門、食堂・売店、2階に手術部門、栄養管理部門、設備室、3階から7階までに一般病棟、8階に展望ラウンジやリハビリ歩行に使用できる屋上庭園を設置。屋上にはヘリポートを整備する。
病床数は220床。個室を現在の47床から74床に増やす。また、各階に多目的トイレを設置。エレベーター台数についても、一般用は現在の1台から2台、業務用は2台から4台に増加する。
今後、3月末までに着工し、2013年度末に完成、14年度中の開院を目指す。完成後には、既存の高層棟を解体し、駐車スペースを整備することにしている。基本・実施設計は日総建・宮建築設計JVが担当。建設位置は現在、駐車場として利用している部分。
「救急医療」と「がん医療」を特色とする「四国中央部の拠点病院」として建設が進められる。
三好病院の既存施設は、高層棟(鉄筋コンクリート造6階建て延べ7226平方b)、低層棟(同造2階建て延べ3925平方b)、救命救急センター(鉄骨造2階建て延べ550平方b)などで構成。低層棟は、既に耐震改修を完了。救命救急センターは、05年度に竣工しており新耐震基準に適合している。
所在地は三好市池田町字シマ。