北海道建設新聞社
2012/01/16
【北海道】岩見沢など3市町の広域ごみ処理施設、概算整備費に127億円見込む
岩見沢、美唄、月形の3市町が広域処理を行う新たなごみ処理施設の概算整備費が明らかになった。施設規模が85―150dクラスの予定価格を基に算出したもので、総額は127億1748万3000円。このうち焼却施設は100d規模で77億5000万円、破砕選別施設は15d規模で11億7000万円、最終処分場造成には17億3200万円などを見込むが、今後さらに精査する考え。財源には国の交付金や合併特例債を活用する方針だ。
施設規模は新施設の稼働目標年度とする2015年度の計画ごみ量を3市町ごとに推計し、焼却施設は1日当たり100d、破砕選別施設は同15d、最終処分場は埋め立て容量10万19m³をそれぞれ想定する。
施設整備では、焼却施設、破砕選別施設、最終処分場造成のほか、最終処分場の水処理施設に8億5785万円、計量棟に7000万円、リサイクル施設に5億8020万円、付帯工に1億1189万8000円、用地購入費に8000万円などを見込む。
岩見沢、美唄、月形の3市町は昨年11月にごみの広域処理を行うことで基本合意。整備費用は新施設の稼働目標年度とする15年度の計画ごみ量、運営費用は15年度以降の各年度の実績ごみ量に応じて、それぞれ負担することを基本軸としている。
現在の一般廃棄物最終処分場は岩見沢市日の出町507に位置。埋め立て容量33万8000m³で、05年度に完成。14年度末で埋め立て処分量に達するため、市では15年4月からの稼働開始を目指し、早ければ12年度後半にも一部着工する予定だ。