建通新聞社四国
2012/01/13
【愛媛】12年度発注目指す 2特別支援学校の校舎等新築
愛媛県は、県立学校校舎等施設整備として、みなら特別支援学校と新居浜特別支援学校の2校で普通教棟新築などを計画しており、両施設の実施設計と地質調査業務に着手した。業務は年度内に完了し、今後予算措置など図り、順調に行けば2012年度中の工事発注を目指す。
みなら特別支援学校(東温市見奈良)では、校舎再編の一環として現在建設中のA棟に続くB棟を新築する。1972年に建設され、老朽化が進み耐震性能も不足している鉄筋コンクリート造2階建て延べ1146平方bの第1教棟と同造2階建て延べ1728平方bの本館を解体し、これらの施設機能を集約する形で第1教棟跡地付近に建設する。
新施設は、木造一部鉄筋コンクリート造2階建て延べ1766平方b。小学部低学年のクラスルームを収容するとともに、本館機能を併せた施設として整備するほか、安全で使いやすいバリアフリー化を図る。
設計(第1教棟の解体設計含む)は大建設計工務(松山市)、地質調査は富士建設コンサルタント(宇和島市)が担当。
2011年度から本校化となった新居浜特別支援学校(新居浜市本郷)は、今後の生徒数増加に伴う教室不足解消や、多様な教育ニーズに対応した授業、行事を円滑に行うため普通教棟を新しく整備するとともに、既存本館(旧新居浜保健所施設)の内部改修を実施する。
普通教棟は、既存本館の北側、現在建設中の体育館東側敷地に新築する。規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2133平方b。既存本館(1991年度に建設)は、同造2階建て延べ2173平方b。また、両建物をつなぐ渡り廊下(同造2階建て延べ147平方b)を整備する。設計はシアテック(新居浜市)、地質調査は椿調査設計事務所(松山市)が担当。