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建通新聞社(中部)
2012/01/12

【愛知】名古屋市上下水道局 浄水場など構造体劣化調査をナリタで

 名古屋市上下水道局は、「大治浄水場はじめ3カ所構造体劣化調査」をナリタ設計(名古屋市中区)に委託した。委託期間は3月30日まで。
 今回の委託は、アセットマネジメントの導入に向けた準備として実施する調査。市はおおむね建築後40年以上が経過した建築物を対象に調査を実施しており、同局では2010年度から下水道関係施設について調査を開始した。上水道関係施設については、今回が初めての委託となる。
 調査では、コンクリートコアを採取し、鉄筋の腐食状況や、コンクリートの中性化の状況、圧縮強度などを調べる。また、表面劣化の度合いや屋上防水の劣化度なども調査する。
 対象となる施設は、大治浄水場の第2急速ろ過池上屋(地下1階地上2階建て)、原水管理所(4階建て)、発電所(2階建て)、高沈操作所(地下1階地上1階建て)、中川西配水場のポンプ棟(地下1階地上1階建て)、猪高配水場のポンプ棟(3階建て)の3カ所6棟。
 12年度以降も順次建築後40年以上が経過した建築物について、同様の調査を委託する予定。データを収集し、今後建築物がどの程度使用できるかを把握することで、改修の周期などを検討していく。