建通新聞社四国
2012/01/10
【愛媛】大建設計工務で基本計画進む 愛南町新庁舎
愛南町は、新庁舎建て替えを計画しており、基本計画等策定業務を大建設計工務(松山市)に委託、2012年3月30日までの納期で進めている。町では現在、特別委員会を設置し建設地の選定について検討作業を進めているが、今後は計画策定の後に庁舎建設に関して意見を募るパブリックコメントを実施し、結果を踏まえ整備計画を煮詰めていくもよう。現段階での事業スケジュールは流動的としているものの、順調に行けば12年度中の基本設計着手を視野に準備を進めていく考えだ。15年3月末までの完成を目指している。
城辺甲2420にある現在の庁舎は、1972年に建てられた鉄筋コンクリート造3階建て延べ2261平方b。新耐震基準を満たしておらず、震度5強以上の揺れがくると施設被害が発生するとの診断結果も出ている。また、耐震補強を行った場合には耐用年数が延びず、維持管理費も増えることや、南海地震など大規模災害時の防災拠点としては機能不足であることなとが指摘されている。