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建通新聞社四国
2012/01/10

【香川】ため池5池の耐震診断を年度内外注 県

 香川県土地改良課は、満濃池(まんのう町)など5池の耐震診断を年度内に外注する。これは国の第3次補正予算に盛り込まれたため池の詳細調査補助金を活用して行うもので、県では11月補正予算で6000万円を計上した。県では11年度の5池の他、貯水量10万d以上の大規模ため池199池の耐震診断を概ね3年程度で実施する方針。
 年度内に外注する5池は満濃池(貯水量1540万d)の調査費が2000万円、石神池(さぬき市、同76万9000d)が1000万円、河内池(観音寺市、同23万d)が1000万円、逆瀬池(三豊市山本町、同53万6000d)が1000万円、三郎池(高松市三谷町、同176万d)が1000万円。耐震診断は地質調査の上、安定解析する。
 県内には1万4619カ所のため池があり、うち貯水量10万d以上の大規模池は199池、10万d未満1000d以上の中規模が5820池、1000d未満の小規模池が8600池ある。当面は、決壊時など浸水被害が大きいと考えられる大規模ため池の耐震性の確認や改修などを推進させる方針で、中・小規模のため池の実施については未定。
 12年度予算に対しても耐震診断や未改修ため池の整備推進を図るため緊急防災対策事業として74億5000万円を要望している。