建通新聞社四国
2012/01/06
【高知】大豊町が造成工事費など計上 銘建工業の工場建設
大豊町は、銘建工業(岡山県真庭市)が川口南農工団地に製材工場を建設するのに伴い、12月補正予算で事業費4億2127万円を計上した。この中で造成工事費には残土処理場などの整備を含む総工事費4億5000万円のうち、前払い金に相当する1億8000万円を計上した。2011年度中の工事発注を目指すが、議会の議決が必要であり、年度内に本契約できなかった場合は12年度当初予算に組み替える。
12月補正予算には、このほかに土地など購入費1億7543万円、測量設計委託料3600万円を計上した。測量設計委託料は、9月補正予算で企画費に計上していたのを、増額して林業振興費に付け替えたもので、すでに着手済み。
敷地面積は約3万7000平方bとなり、このうち新たに造成するのは、約1万3000平方bとなる。
新工場は、銘建工業と大豊町、県内の林業団体が出資する第3セクターの新会社により運営する。新会社は12年1月に設立予定で、6月に着工、13年3月の完成を目指す。計画では総事業費25億円をかけ、鉄骨造平屋約6600平方bの工場を建設し、スギなど県内の原木を製材、乾燥し間柱、集成材ラミナなどを生産する。