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建通新聞社(中部)
2011/12/19

【岐阜】羽島市 本田城屋敷線橋梁新設 大同コンサルタンツで詳細設計

 新たな東西軸として「本田城屋敷線」の道路新設事業を進める羽島市は、桑原川に架ける新設橋梁の詳細設計を大同コンサルタンツ(岐阜市)に委託した。設計工期は2012年3月26日で、詳細を詰めていく。これにより、同路線の整備の中心は桑原川以東の区間にシフトする見通しだ。
 計画によると、新設する橋梁は橋長32・5b。幅員16bには両側に設置する歩道(幅員各4b)が含まれる。上部工はT桁のコンクリート橋で、橋台のみの1スパンでの架設が見込まれている。
 本田城屋敷線の新設計画は、堀津町本田地内の県道羽島養老線と岐阜南濃線の交点から、上中町午北地内の桑原岐阜線との交点間、全長約900b(全幅16b)を対象に、一部現道拡幅を含み新設する。このうち、堀津町と上中町の境を流れる桑原川を橋梁架設により横断する計画だ。
 また、広域的には長良川に架かる大藪大橋から岐阜県と愛知県が架設を計画する新濃尾大橋を結ぶ道路の一部区間として重複する。岐阜県西濃地域と愛知県西部を結ぶ主要幹線の県道大垣一宮線が、慢性的な渋滞区間として懸念されており、同路線の新設により交通集中を軽減する効果が期待される。
 桑原川から西側区間では、表層部分を残し大半の整備が完了していることから、同市では今後、東側区間の用地確保を進めていく方針で、同区間の整備を待って橋梁架設に着手する。流動的ながら、15年度の全線供用開始を視野に、14年度にも橋梁への架設着手を目指す。