建通新聞社(中部)
2011/12/20
【岐阜】岐阜国道事務所 境川橋などの耐震補強設計に着手
国土交通省岐阜国道事務所は、国道156号の「境川橋上下線」「細畑跨線橋上下線」「小金田橋」を耐震補強するため、落橋防止システムなどの詳細設計を大日本コンサルタント(本社、東京都豊島区)に委託した。設計工期は2012年3月16日まで。
落橋防止システムの詳細設計を行うのは、境川橋下り線P1橋脚、細畑跨線橋上下線のP1橋脚とP5橋脚、小金田橋のA1橋台、A2橋台とP1橋脚。また、境川橋上下線のP1橋脚ではレベル2地震動時の安全を確保するための耐震補強詳細設計を行うとともに耐震性の照査を実施する。耐震性の照査は小金田橋のP1橋脚でも行う。小金田橋では、工事を行うための仮設道路(河川内進入路)を建設するための詳細設計を行う。延長は200b、車道部の幅員は5b(1車線)。
そのほか、境川橋と小金田橋で締切工の詳細設計を実施する。境川橋は構造形式が鋼矢板切梁式2段で、P1橋脚1基。小金田橋は構造形式が鋼矢板切梁式1段で、P1橋脚1基とP2からP5橋脚までの5基について行う。
同事務所は、予算が確保でき次第、12年度から順次耐震補強工事を発注する計画でいる。