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建通新聞社四国
2011/12/16

【香川】防災対策中心に82億 県の11月補正予算

 香川県は、国の第3次補正予算に対応し82億9600万円の一般会計補正予算を追加、累計で4499億8600万円とした。今回の追加は、防災対策が中心となっており、橋梁の落橋対策や県有施設の耐震化推進、ため池の耐震診断などを計上した。
 主な公共事業関係(補助事業)では、ため池の耐震診断や改修に4億4700万円、橋梁の架け替えや落橋対策など道路整備事業に2億4600万円、河川改修事業に7500万円、砂防等整備事業に1億1200万円、内海港海岸の高潮対策に1億3600万円、高松元山団地耐震改修に1億7800万円。
 県単独事業関係としては、小規模土地改良事業への補助を行い農業生産基盤を整備(80地区程度)するのに2億4000万円、道路拡幅や線形改良の道路改修事業に1億7500万円、道路維持修繕に12億3900万円、桟橋など港湾施設の改良に1億1000万円、防波堤など港湾施設の修繕に9700万円、電線共同溝整備に2000万円、高松空港ビルが行う増築の補助に4億9800万円、県有施設の耐震化前倒しのための耐震改修と設計に24700万円、高校の耐震化のための実習室や部室などの改築に5億円、子ども女性相談センター旧館の耐震設計に700万円、県庁舎東館の耐震化を検討する躯体などの状況調査に3000万円、満濃池森林公園ファミリー広場修景池整備に950万円、小規模な荒廃林地などの復旧整備に2500万円、さぬきこどもの国の老朽化した排水設備や空調設備などの改修に5700万円、畜産試験場へのフェンス設置に2300万円、男木漁港など7カ所の小規模漁港整備補助に3000万円、信号機の更新や歩道のバリアフリー化など交通安全施設整備に1億円、河川護岸や砂防ダムなどの整備に10億5700万円、三本松港の防潮壁整備に2300万円、公園2カ所の水道施設設置や法面復旧などに2500万円、植松団地など4カ所の住戸修繕に5000万円、高松北警察署原駐在所建替えに2600万円、県立ミュージアムの展示室改修に2500万円、栗林公園南池の浚渫に1000万円、高校3校の防球ネット新設などに5900万円、総合運動公園の第2野球場防球ネット設置などに2600万円、川部みどり園の空調設備改修などに1億5100万円を追加した。
 また債務負担行為として2012年度から14年度を期間とする高等技術学校高松校の耐震改修事業費1億2490万円も追加した。内容は耐震改修事業を行う12年度から14年度までの3カ年の期間中、仮設校舎をリース契約するためのもの。