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建通新聞社(中部)
2011/12/13

【愛知】豊橋河川事務所 豊川築堤計画策定 建設技術研究所で

 国土交通省豊橋河川事務所は、豊川の霞堤対策を盛り込んだ豊川築堤計画検討業務の委託先を簡易公募型プロポーザルで選定し、建設技術研究所中部支社(名古屋市中区)に委託した。委託期間は2012年3月28日まで。今回策定する計画を基に、地元説明などを行うほか、豊橋市、豊川市などとの協議をさらに進めて本格的な事業化を目指す。
 豊川の霞堤は、不連続な堤防で、増水した際にあふれ出すことで、現在の豊橋市中心部である吉田城と城下町を守るため江戸時代に設けられたのが始まり。現在も豊川左岸側の豊橋市牛川、下条、賀茂、豊川市金沢の4カ所には霞堤が残り、台風や豪雨によって付近では冠水、浸水被害が発生している。
 豊川流域の河川整備計画によると、最下流部の牛川霞堤地区については、新たに築堤を行い、開口部を閉め切るほか、下条地区、賀茂地区、金沢地区の霞堤については、小堤を築造することにより浸水被害を防ぐ方針。
 計画検討業務では、霞小堤整備による越流現象の影響検討、排水計画、霞堤地域防災、環境評価資料の作成、流域資源調査などを行うほか、地元説明資料作成などを行う。