建通新聞社
2011/12/12
【大阪】大阪府 三井不動産を特定 万博記念公園南側ゾーン事業者 14年9月までに着工
大阪府は、万博記念公園南側ゾーン活性化事業の公募型プロポーザルで、最優秀提案者を三井不動産に特定した。年内に基本協定を結び、遅くとも2014年9月30日までに工事着手、16年9月30日までに主要な施設をオープンする。
プロポーザルへの参加者は、三井不動産と大阪投資マネージメントの2者。三井不動産の提案は、「複合型エンターテイメントの事業展開がある。企業の財務力や管理運営能力などは優良で、にぎわいの創出と安定した事業運営が期待できる」と評価され、評価点630.75点(1,000点満点)の最高点を獲得した。
提案では、万博記念公園南側ゾーン約17.3ha(旧エキスポランド跡地)を活用。
「The Museum City of Expo21」をコンセプトとし、教育的要素をエンターテイメントに融合させ、集客力の高いエンターテイメント機能、話題性や特徴のある物販、コンセプト性の強いエンターテイメント飲食機能を集積。一大エンターテイメントセンターを目指す。
主な導入施設案としては、▽職業体験型エンターテイメント施設▽アニメのテーマ施設▽おもちゃ体験型エンターテイメント施設▽エンターテイメント型レストラン▽自然体験型施設▽シネマコンプレックス▽スポーツ・レクリエーション施設▽ショッピングゾーン▽イベント大広場▽緑のネットワーク▽室内型水族館−などを挙げる。総合力でにぎわいを創出することで、国内外の集客を目指す。
駅と万博公園側に大屋根のある大広場を設け、周囲を体験型エンターテイメント施設が取り囲むように配置・集積し、全体施設の中心的ゾーンを構成する。建物は3階建てを見込む。