建通新聞社(岡山)
2011/12/12
【岡山】津山圏域クリーンセンターの建設を計画
津山圏域資源循環施設組合は、津山圏域クリーンセンターの建設を計画、このほど熱回収施設とリサイクル施設を公設民営方式(DBO方式)で運営することや建設スケジュールなどをまとめた実施方針を公表した。
実施方針では、総合評価方式により決定した事業者が、熱回収施設、リサイクル施設、外構などの設計・建設工事・運営維持管理を行う。リサイクルプラザの機能を含む管理棟については設計のみを担当する。
また、同組合では最終処分場、還元施設、本施設用地外の外構の設計・建設工事・運営維持管理を行い、管理棟については建設と運営維持管理を担当する。
事業者選定のスケジュールは、2012年1月下旬に入札公告と説明会、3月中旬に参加表明書と参加資格審査申請書類の受付、3月下旬に資格審査結果の通知、7月上旬に提案書受付などを経て、9月中旬に落札者を決定する。施設の建設期間は12年12月から15年11月までを見込んでいる。
入札参加者は、設計企業@、設計企業A、建設企業、運営企業による共同企業体であることが条件となっている。
入札参加資格は、設計企業@が複数の企業による構成が可能でそれぞれの企業が一級建築士事務所の登録を行っていること、熱回収施設のプラントを設計する企業は、1日100d以上(1日50d以上を2炉)で全連続炉の実績などを有すること。リサイクル施設のプラントを設計する企業は、一般廃棄物処理場について、破砕設備や磁力選別設備、アルミ選別設備の設計実績を有することなど。
管理棟の設計を担当する設計Aは、一級建築士10人以上を有することなど。
建設企業は、複数の企業による構成が可能で建屋の建設を実施する企業は建築一式工事の総合評点が1200点以上であること、熱回収施設のプラントを建設する企業は清掃施設工事の総合評点が1000点以上であることなど。
運営企業は複数の企業で構成が可能で熱回収施設のプラントを運営する企業はボイラータービン式の発電設備付きで2炉以上のストーカ方式の運転実績を有することなど。リサイクル施設を運営する企業は破砕設備や磁力選別設備およびアルミ選別設備の運転実績を有することなど。
同センターは、津山市領家地内の用地25・5fに1日最大処理量128d(64d×2炉)の熱回収施設、1日最大処理量38dのリサイクル施設、最終処分場6万d、管理棟、公園などを整備する。