建通新聞社(中部)
2011/12/08
【岐阜】櫻宮化学 恵那市の「第3期恵那テクノパーク」へ工場進出 2012年度内に一部稼働
金属用塗料、金属印刷用インキ、一般合成樹脂などを製造・販売する櫻宮化学(大阪市都島区中野町3ノ1ノ22、長谷川剛社長)は、恵那市の工業団地「第3期恵那テクノパーク」への工場進出を決めた。5日に川西和一副社長が恵那市役所を訪れ、可知義明市長と企業立地協定書を交わした。今後、同社では2012年度内の一部稼働を目指して工場などを建設する。
調印式は、県東濃振興局恵那事務所の柳友仁所長、県土地開発公社の渡辺敬一理事長の立会いの下で行われた。
式後の会見で川西副社長は、総事業費や工場規模などについて「社内調整中のため具体的なことは決まっていない」としながらも、同社主力工場の「守山(従業員約40人)と同程度を想定している」と述べ、スケジュールは「12年度内に一部が稼働できるよう進めたい」とした。また、工場建設の設計、施工者などについては「これまで建設した工場のノウハウの中で進めたい」とした。
第3期恵那テクノパークは、恵那市武並町新竹折と同市三郷町佐々良木地内に県土地開発公社が整備。2区画約6万5558平方bで、10年7月に造成が完了した。櫻宮化学が進出を決めたのは第1区画の2万2283平方b。
なお、同社の守山工場(滋賀県守山市古高町808ノ29)は、敷地1万6530平方bに、工場2棟(鉄骨一部鉄筋コンクリート造で5250平方b)、ラック式立体自動倉庫(520平方b)、事務所1棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ425平方b)、屋内貯蔵所2棟(鉄筋コンクリート造で326平方b)の施設内容となっている。